口がまわれば……
「障子を張り替えなきゃならんのだけど」と私
「そんなもん、1日ありゃあ出来るで」と門徒さん
3人もの人に声をかけてくれて、朝9時から作業開始。
20枚ほどの障子の
紙をはいで、
乾かして
紙貼り作業。
終わってみれば夕方でした。
お茶をいただきながら
「ありがとう、お疲れさまでした。
手の回らないことが多くてねぇ」と私。
「手が回らんでも、口が回りゃあ、できらぁ」
門徒さんはそれぞれに違う経験をされているので
さまざまな智恵や技術をお持ちです。
一人じゃできないことも、何人かが寄ればできることも。
「あれは、どうにかなりませんかねぇ」とお願いして
多くの人に支えられてお寺は生きてゆく。
「口が回ればできる」とは誠にありがたいお言葉でした。
田舎のお寺だからこその人情!