幸せはやって来る
近隣7カ寺へバス3台90名の念仏奉仕団で西本願寺へ。
幸せその1
本願寺に着いてスケジュール説明の会場に入ると
「お元気でしたか」とご年配の女性からお声がけ。
「お陰様で」
「ここのところ見かけんものじゃから、どうしておられるかと案じておりました」
幸せその2
二日目夜の宴会の席で
「毎月、楽しみにしてたんですよ。『願生浄土』書いてくださいよ」
「うーん、最近頭が錆びついてねぇ。ご催促有難う」
幸せその3
「元気ですか? お晨朝(じんじょう)の時、腰をさすってたでしょう」
「うん、リハビリに通ってるんよ」
幸せその4
宴会がお開きになった頃、若い坊さんと話をしてたら
「割り込んでごめんなさい。今日は元気ないですね、いつも元気なのに」
「そうか? そんなことないよ」
「いやぁ、元気ないですよ!」
近年、お亡くなりになったご亭主の話をしばらくして
「気をつけてくださいね」
翌日、高速のサービスエリアで出発前、違うバスの彼女が乗り込んで来て
「お見舞い!」ってお饅頭の入った土産袋を差し出してくれました。
「お、ありがとう」
お声がけ下さった方は近隣のお寺の滅多に会うことのない門徒さん、みんな女性でした。
誰かがこの私を案じてくださる、仏さまの世界です。
上の写真は西本願寺御影堂のお晨朝風景。